常磐津「屋敷娘」
来年の「達喜会」では
清元「三社祭」を踊る私。
振りは8月に一度、通っているので
現段階では善玉の振りいれ真っ最中の
お相手・まきちゃんのお稽古に参加する形で
「三社祭」を踊っております。
で、私自身のお稽古は、
今現在、何をしてるかというと・・
常磐津「屋敷娘」をお稽古しております・・。
「屋敷娘」は、入門して数ヶ月の頃
長唄で教わった演目。
常磐津と長唄、振りは95パーセント同じ。
そして、常磐津の「屋敷娘」はその後
他のお弟子さんがしばしばお稽古なさるので
後ろに立たせていただいているので
振りは、入っている状態。
振り入れ作業なし。
当然、初日から、師匠に立っていただくことはありません・・。
※これは一度経験しております。
昨年、長唄「菖蒲浴衣」で。
「菖蒲浴衣」は、後ろに立たせていただいてるうちに
自己流で振りを覚えた演目。
やはり振り入れ作業ナシ。
お稽古の初日から、
いきなり一人で踊る、という形で始まりました※
そして迎えたお稽古初日。
師匠:「振りは大丈夫でしょ。じゃ、やってみて」
絢也:「あのー・・・先生・・
振り鼓の途中がちょっとアヤシイかもしれません・・」
踊る前からいきなり「言い訳」をする私(^^;)
師匠:「んなの、とりあえずいいよ。ハイどうぞ。」
お扇子を胸に、出のポーズ。
うわー・・・・。
すっげえ・・・・緊張するっ・・・・。
「菖蒲浴衣」のお稽古初日もそうだった・・・。
なんというか・・・。
徐々に振りを覚えたものを
少しずつ見ていただくのではなく、
いきなり、「自分の踊り」を見ていただく緊張感と気恥ずかしさが
・・・・たまらない・・・・。
そうなのだ。
見ていただくのが「振りの順番」ではなく
いきなり「私の踊り」だから
すっごい恥ずかしくて、緊張するのだ。
なんというか、「すっぱだか」で立たされてるみたいな恥ずかしさ。
思わず、「はあっ・・」とため息が出た。
「矢の字むすびの~かわいら~~し~~♪」
あおぎながら出る。
常磐津「屋敷娘」を、
一人で、初めて、踊る。
長唄で覚えた間の記憶が残っていて
三味線と自分の踊りの間に小さなズレがあったり。
常磐津の振りは
後ろで、自己流で覚えたので
へんなクセがついていたり。
勝手な思い込みで解釈してるところがあったり。
なんとな~~く踊ってるところがあったり。
ちょっとだけ振りに変更があったり。
・・・・初日から、直されまくり・・
・・・・かなりガッツリのお稽古で・・・。
踊り終わったら、心も身体もヘレヘレになってしまいました・・・。
「屋敷娘」・・・こんなに・・・「難しい踊り」だったか・・っ・・。
その後もお稽古は続いておりますが、
毎度毎度
「その首やめて」
「そんなことしないで」
というお言葉を沢山頂きます。
「抑制のお稽古」と師匠に言われました。
師匠:「「いい?(指でうんと小さい丸を作って)
このくらいで踊るの。
で、このくらいの動きで
(うんと腕を広げて)このくらいのことを
表現できるようになってほしいの。
今のあんたの動きよりうんと小さくして、
うんと沢山のことが出来るようになって欲しいんだよ」
そんなこと、私に出来るようになるんだろうか?
と、ものすごく怖くなる。
でも、師匠が目の前に出してくださった
「テーマ」と「課題」。
出来る限り、
師匠がおっしゃる「なって欲しい私の姿」に
一歩でも二歩でも近づきたい・・!!!
前回のお稽古では
がびちょ~~んというお言葉をいただいてしまいました・・
師匠:「・・・もう、どのくらいあんたに言ってるかな。
相変わらずというか、なんというか・・・。
踊りが早い。丁寧に見えない。
なんでかねえ。
毎度毎度言ってますけど。
それをまず、なんとかしてください。
それをなんとかしてくれないと。
他のことは、それがなんとかなってからだね」
が~~ん(T-T)・・・・・・。
「踊りが早い」「せっかち」・・・
これを克服しないと
他の事は教えられないよ・・・ということか・・?
・・・・・。
このご注意を言われ続けて
何年経つんだろう。
「松廼羽衣」の天女で、
少しは「ゆっくり踊るということ」の
ヒントをつかんだつもりだったのに・・・・
ちょっと気を抜くと
私の踊りは「無法地帯」だ・・・。
師匠;「それから、気合が入ると変な踊りをする。
よし!今日はやってやろう!なんて思ってくると
大体踊りが乱れる。
なんだか、今日は全体的に変でした」
あああああ~~~~。
これも何年も言われてます(T▽T)
・・・・何年も言われてること・・・・
漫然と聞き流すのではなく・・・・
私なりに克服しようとしてるのに・・・
直らないってことは・・・
こりゃ・・・永久に無理なんでは・・?と
時々、自分にさじを投げそうになります。
その私の弱い心をぐいっと引き戻してくれるのが
師匠のお姿です。
以前も、日記に書きましたが・・・。
何がすごいって。
師匠は、絶対にさじを投げないってこと。
ずっと言い続けてくださる。
諦めずに、ずっとずっと。
ずっと直そうとしてくださる。
ずっとずっと叱ってくださる。
こんなありがたいことってあるだろうか。
師匠が諦めてないのに
自分が諦めちゃったらおしまいだ。
「抑制のお稽古」そして、
私の中の勝手なテーマ。
「諦めないこと」。
とことん自分と戦ってみます。














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